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 旭川市民劇場は1971年に設立し、旭川で良質の演劇を観賞し続けている会員制組織です。

2020年2月例会 てがみ座

『燦々』

 江戸後期、黒船が泰平の眠りを覚ます少し前…。お栄は鬼才の絵師・葛飾北斎を父に持ち、 物心つく前から絵筆を握り、北斎工房の一員として、男の弟子たちにも引けを取らずに、 代作もこなし枕絵も描いてきた。けれど本物の絵師になりたいと肝を据えたとき痛感する。 北斎の影から逃れ、自らの絵を掴むには、女である自分を受け入れ、見つめなくてはならないと。 おりしも出島からシーボルトー行がやつてきて、百枚の肉筆画を西洋の画法で描くようにと発注する。 お栄は、自らの光と闇を見出そうと挑んでいく…。 のちに『夜桜美人図』『吉原格子先之図』を描き出すお栄(応為)、その青春期の物語。

脚本:長田育恵
演出:扇田拓也
出演:三浦透子、加納幸和(花組芝居)、石村みか、福田温子 ほか
出演者は今後変更になることもあります。

脚本の長田育恵さんは2009年にてがみ座を旗揚げ。
『蜜柑とユウウツ』で第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞されるなど、最も注目される劇作家の一人。

2020年4月例会 こまつ座

『イヌの仇討ち』

こまつ座の初演から29年の時を経て、今甦る井上ひさしの「忠臣蔵」異聞。
時は元禄15年(1702)12月15日の7ツ時分(午前4時頃)。大石内蔵助以下赤穂の家来衆が、 ついに吉良邸内に打ち入った。狙う仇はただ一人「吉良上野介義央」。 ところが、やっとの思いでたどりついた上野介の御寝屋はもぬけの殻だった。 上野介は、御勝手台所の炭小屋に逃げ込んでいた。2時間にわたって身を潜めていたというあの物置で、 彼らの心に何が起こったのか。果たしてどんな事実があつたのだろうか。 

 作:井上ひさし
演出:東憲司
出演:大谷亮介、彩吹真央、木村靖司、三田和代 ほか
出演者は今後変更になることもあります。

思えば、あの白髪の品のいい老人が気の 毒でならぬ。…(中略)
三百年間、悪く言われっ放しのあの老人を、 私はときどき手を合わせて拝みたくなる。 …(井上ひさし)

2020年6月例会 前進座

『ひとごろし』

 双子六兵衛は、福井藩―の臆病者と言われている。妹には、 そのために自分は嫁にも行けないと責められる。 こんな六兵衛がある時、受けてのない上意打ちに名乗りをあげ、 天下無双の剣豪と言われる仁藤昴軒に立ち向かうことになる。
「私は臆病者だが、卑怯者ではない!」「私は人を殺したり、 自害するのをみるのは好きじゃない!」はて、 さて、六兵衛はどのようにして上意討ちを果たすのか…? コロス(抒情的語り)と芝居で贈る笑劇の幕開き幕開き~

原作:山本周五郎
脚本・演出:十島英明
出演:未定

コロスとは古代ギリシヤ劇で、劇の進行を補佐する合唱隊のこと。 英語でいうコーラスのことです。
『王女メディア』(2016年2月例会)にもコロスが登場していました。

2020年8月例会 加藤健一事務所

『煙が目にしみる』

 とある田舎町の斎場で偶然出会つた、北見栄治と野々村浩介。 頭には三角の布、手には数珠、全身白ずくめというスタイルの二人。 生まれて初めて(?)の長旅に、良き相棒が見つかった…。 ニコニコ手を振る年老いた母と、満開の桜に見送られて、 見知らぬ世界への珍道中へ、いざ、スタート!! 大ヒットジヤズナンバー『煙が目にしみる』に乗せてお贈りする、 笑いと涙のフューネラル(葬儀)コメディ!

原案:鈴置洋孝
脚本・演出:堤泰之
出演:加藤健―、山本郁子(文学座)、佐伯太輔、加藤忍、 久留飛雄己(青年座)、新井康弘 ほか
出演者は今後変更になることもあります。

2000年に鈴置洋孝、内海賢二のふたりが主演した作品。
今作は、加藤健―をおばあちゃん役にした、カトケン版『煙が目にしみる』。

2020年10月例会 劇団民藝

『送り火』

 山あいの集落。8月16日、中心を流れる谷川に沿つて十数軒の家が並ぶ、 その一番奥の家に吉沢照は暮らしている。
 「70年もたった気がせんよ。」ここ数年、照は自分の身の振り方を考えてきた。 身体的にも弱つてきているし、近くに親しい人はいるのだが他人の世話にはなりたくない。 戦後、保育園の先生になった照は、子供たちに童話をよく読みきかせた。 山あいに開じこめられていた照は、どこかよその国に行く夢をずうっとみていたのだろうか…。 お盆の最後の日の夕刻から始まる一夜を描く。

 作:ナガイヒデミ
演出:見玉庸策
出演:日色ともゑ、塩田泰久、安田正利、 仙北谷和子、船坂博子
出演者は今後変更になることもあります。

「登場人物は支え合いながら、胸の内に熱いものを抱えつつ懸命に生きています。 後期高齢者になっても、夢と希望が持てる芝居にしたいですね。」
(日色ともゑさん:月刊『民藝の仲間』4・5月号より抜粋)

2020年12月例会 テアトル・エコー

『八月の人魚たち』

 アメリカ南部ノースカロライナ州アウターバンクスにある、簡素なコテージ。 この島々が連なる美しい海岸線の保養地へ、毎年夏の終わりに集うことを何よりも大切にする人たちがいた。
 かつて大学の水泳部で同じチームだった5人の同級生だ。 1年に一度ここで迎える仲間との週末は、それぞれが近況を語り、とりとめのないおしゃべりが続くだけ。 しかしここは、永遠に続くように見える海と、生涯の友情が確かに感じられる唯―の場所だった……。

 作:J.ジョーンズ、N.ホープ、J.ウーテン
脚本:鈴木小百合
演出:酒井洋子
出演:森澤早苗、薬師寺種子、杉村理加、渡辺真砂子、 重田千穂子
出演者は今後変更になることもあります。

南部独特のアイデンティティを帯びたドラマを数多く執筆するジョーンズ、 ホープ、ウーテンという三人組の作家による人気作。日本初上演。

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